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| −サインディスプレイにおける新しい試み− | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ここのところ、またサインクラブ研究室をアップできずにいる。これは、さぼっていた訳ではない。 前回『ピクトグラムの意味と使い方』で書いた、デザインしたモノをどのようにしたら一般のお客さまにお見せすることができるのかという問題にぶつかり、悩んでいた。 結論は、簡単なことであった。見せる場をつくればよい。 しかし、これは言うはやすく、おこなうは難しという現実にぶつかってしまった。場をつくる為に、誰かがお金を出してくれる訳ではない。自分達で、すべて実行しなくてはならない。お金も体力もないサインクラブがこの事を如何に実現させられるか・・・ まずは、事務所の大改革が必要なのは明白な事なので、ここから取りかかる事になり、ホームページのアップができなくなった。 この発想に辿り着いた時、実行しなければならない事、考えなくてはならない事が山積みになってくのが(現在も増え続けている)わかった。 1.事務所を開放型に変えていくコンセプトとは何か? 2.サインディスプレイにおける商品とは何か? 3.お客さんが見たいもの買いたいものとは何か? 4.サインディスプレイにおけるサービスとは何か? すべて、一から組上げるしかない。 何かモデルがあれば楽である。が、サインディスプレイにおけるビジネスモデルは存在しない。何ひとつこれだというものを筆者は見た事も、読んだ事がない。 例えば、東京なら浅草橋や合羽橋にあるお店、大阪なら道具屋筋などにのサインディスプレイのサービスをするお店はある。お世話になったミスミさんのサインショップ『サインエクスプレス』も神田にある。また、インプレッセというプリントを中心としたFCもある。変わったところでは、ボランタリー・チェーン方式でサインの地位向上を目指す『看板市場』というのもある。 いろいろと見てきたが、これだという形が(ビジネスモデル)ないのである。 今回、場の設定をおこなう為に、いろいろな流通やメーカーの人とあった。ところが話しが、何故かエンドユーザーの話しになると、逃げ腰になる。スタンド看板が(表示面のデザインや施工を別にして)上代価格が5万・10万もする看板をどんな層のお店が買うのか?と問うと、なにやら歯切れが悪くなる。 最近、サイン関連の展示会にいった。新しいタイプのスタンド看板があり、この値段で売れると思うかとメーカーの人に聞くと、「いやどうですかね?売れないかもしれませんね」と悪びれずに答える。また別のブースで、これは値段が高いねと言うと、何も答えてもらえずそっぽを向かれてしまう。 不思議な現象である。もしかして、メーカさんも流通さんも、自分達が売っているものが、どのように買われ使われているのか知らないのではないのかと思ってしまう。 看板の価格が高いと言っているのではない。モノがいい事はわかる。例えば、ステンレスなら錆びずに長もちするし壊れにくい。だから高いという論理が、一般のお客さまに通じる訳がない。だが、反対に安いと売れるか?これも本当かと思ってしまう。 お客さまは、単に看板というハードを求めている訳ではない。看板という機能を求めている筈である。 では、この看板という機能は、どのようにすると機能アップされるのか?ここが問題になる筈である。 新しいサービスのあり方について考える内に、何がこの業界に欠けているかを考え倦ねている内に、この事のヒントになりそうな文章を見つけた。 週間アスキーの2002-10-22号の進藤晶子の『え、それってどいうこと?』である。 この回のゲストが黒木靖夫さんという方。 '32年、宮崎県生まれ。千葉大学工学部工学意匠科卒業。'60年、ソニーに入社。外国部次長、宣伝部長、商品本部長、クリエイティブ本部長を歴任。プロフィールテレビや、ウォークマンプロジェクト、つくぱ科学万博のジャンボトロンブロジェクトの開発を担当。'88年に取締役に就任。'93年に独立し、黒木靖夫事務所を設立。同年に富山総合デザインセンター所長に就任。 ここでは、全文を載せる事はできないので、部分的に載せさせていただく。問題があれば、連絡をいただきたい。ここに載せた事以外にも、示唆にとんだ指摘があり、週間アスキーの2002-10-22号を買って全文を読まれた方がよいとサインクラブは、考えている。 |
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| これは、メーカーや流通に黒木氏の言葉を伝えたいと言う事もあるが、それだけではない。筆者は、以前から、意匠図の重要性や3Dの利便性を説明してきた。一品生産では、模型などつくることはできないが、意匠図や3Dを通じてサインディスプレイの内容をお客さまに説明することは可能であると言ってきた。 黒木氏の言葉を借りるなら、意匠図も描かないで、いきなりモノを造ってしまうような乱暴な事でよいのか、と問いたい。機能を追求するとき、たかが看板でもあってもシュミレーションが要らない訳はない。お客さまにとってサインディスプレイのサービスを受ける時、その内容がどのような方法であれば選択しやすいのか?カギはここにある。 余談になるが、飲食の店に入るとメニューがある。これは当り前の事である。このメニューによって食べるものが選ばれ、注文される。注文される事で店の売り上げが決まってくる。売れ筋もわかってくる。ところが、このメニューの中身を変えず、順番を変えると売れ筋が変化してくる。不思議である。このような事は、こまめに対応している飲食の店にとって当り前の事であることを、実は看板屋さんは知らないのである。筆者も知らない事がたくさんある。この事もたまたま知った。 結局のところ『サインディスプレイという請負仕事について』でも書いたが、我々の仕事に とって、商品は存在しないのである。存在しないものをどのように見せるのか。 そこが問題である。繰り返しになるが、 では、どのようにして、この可能性をさぐるのか? 答えは簡単である。お客さまに聞けばよい。 お客さまに聞く為にはどうすればよいのか? 答えは簡単である。いつでもお客さま立ち寄れる場をつくればよい。 では、どのようにすれば、お客さまがその場に来ていただけるのか? そこが、今の最大の課題である。 その為にサインクラブ事務局がある事務所を開放型にして、10月末までにオープンし、サインディスプレイにおけるニーズとは何かを探ってみる。 興味のある方は、サインクラブ-千駄ヶ谷 TEL 03-3404-9437(直通)まで連絡をください。 |
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今回の話しに出てきたリンク先です。いろんな形があります。
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| 富山総合デザインセンター http://dc5.suncenter.co.jp/ |
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| サインエクスプレス http://www.sign-ex.ne.jp/ |
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| インプレッセ http://www.impresse.jp/ |
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| 看板市場 http://www.kanban-ichiba.com/ |